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うつ病の接し方(頑張れと言ってはいけない理由)

今回は前回に引き続き、


「悩みを抱えた人への接し方」


の続編として、少しだけ専門的に、


うつ状態にある人への接し方について、


その基本的なところを書かせて


いただこうと思います。


その前にまた別記事のご紹介があります。


+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+


いつまでも続いてしまう何かに


悩むことはありますか?


そんな悩みに役立つかもしれない記事を


ブログで書いています。


ここにリンクを転載しておきます。


ご一読いただればと思います。


ブリーフセラピー講座「変化の概念」


+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+


それでは本題に入ります。


今回は悩む人との接し方の中で、


うつ状態にある人に、


「頑張れ」


と言ってはいなけい理由について、


書かせていただきます。


うつ状態にある人とは、今回の場合、


『自分の気分について自ら管理できない状態』


とさせていただきます。


精神症状の診断分類という意味では、


私は医師ではありませんので、


その点は割愛させていただきます。


ご了承下さい。


うつ状態の特徴としての一つに、


『気分(テンション)』


を思うように扱えないというものが


あります。


心理カウンセラーの心屋仁之助さんは、


うつのことを


『電源のブレーカーが落ちた状態』


と表現し、漏電や火災を防ぐ為に、


自ら落ちてくれたんだ説明していました。


私の場合、彼の意見に全面的に賛同


するわけではないのですが、


これについては同感です。


ということは、


『ブレーカーが落ちてしまった人』


への対処ということでご理解いただき


たいと思います。


別の表現では、


『悩みの果てに、無感情になってしまった人』


とも言えるでしょう。


そういう状態の人にどう接するのか。


それは簡単ではありません。


でもその人へ、


「頑張れ」


と言ってはいけない理由は、


とても簡単です。


その理由は、うつ状態にある人は、


心(思考)の中で、


我々が想像できる以上のレベルで、


既に頑張っているからです。


「どうしてこんな風になってしまったのか」


と、心の中では大変なことになっています。


本当に本当に、


こんな自分を変化させるために、


どうやったら良いのだろうと、


落ちてしまったブレーカーを上げる為、


そして


『思うように動かない自分の気分』


を動かす為に、


驚くほど頑張っているのです。


「頑張れ!」


これは、諦めずにまだ頑張れる状態の人へ


言うための言葉です。


既に燃料切れの人に言っても、


もうこれ以上頑張れない分、


余計に苦痛を生むわけですね。


うつ状態にある時、当人の仕草は


とても静かになりますし、


周囲はどうしたものかと、


慌ててしまい、なんとかして元気に


させてあげようと必死になることが


あります。


しかし、それが奏功すれば良いのですが、


多くの場合、その元気付けに対し、


思うように応えられないので、


『自分に気を遣ってくれている人を苦しめてしまう』


という、自己否定を増加させることに


繋がってしまうことがあります。


周囲からとても静かで、テンションが落ちて


見えているとき、その期間は、


『充電期間』


のようなものです。


その間、特に騒ぎ立てることなく、


静かに見守ってあげることができれば、


後にちゃんと報われます。


周囲の人に必要なのは、


『充電が終わるまでちゃんと待ってあげる』


ことなのです。


充電が中途半端な状態で無駄に応援すると、


本人は、動き出さないといけない気がしてきます。


せっかく充電中だったのに、


途中で電源から抜かれてしまったような


感じです。


あまり充電されていない電化製品を使うと、


電力がちゃんと溜まっていませんから、


またすぐに使えなくなります。


うつ状態の人は、この話と似たところが


あるのです。


満充電というところまで行く必要は


ないと思いますが、せめて自分で


動き出せるようになるくらいの


充電期間は、大切にしてあげていただけ


ましたらと思います。


うつ状態の人の場合、


喜ばせようとすることであっても、


それが素直に喜べない心理の場合、


更に追い詰めてしまうことがあるという


ことにもなります。


繰り返しますが、大切なことは、


こちらが焦らずに、


その人と同じ時を刻みつつ、


待ってみるわけです。


『ただそこに居てあげる』


そんなことが大切なわけです。


以前に、芸能人の高島夫妻が


夫のうつ病が治っていく過程に


ついて、奥様が徐々にその辺りに


気づいていったと言われてましたね。


そもそも、


人間関係がうまくいっているとき


というのは、


『ただお互いがそこに無理なく存在し合っている状態』


ではないでしょうか。


自分がただそのままで良い。


特に変化する必要なんて無い。


そんなふうに横に人が居てくれたら、


きっと安心できるのだと思います。


今回はうつについてほんの少しだけですが、


触れさせていただきました。


ご参考にしていただけましたら幸いです。


いつもご愛読ありがとうございます。


次回からは、自信が無いと悩む人の為に


『自信を持って生きる』


というテーマについて、シリーズでお届けしてまいります。


私が自ら乗り越えた、


『ビビり解消法』


の伝授でもありますので、お楽しみに。


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