昨日、ふと現実を動かす力とはこういうことだと学ばされる出来事がありました。
その相手は私の長男(2歳)です。
近所のコンビニに買い物にいくと、
「あるこうしたい!」
と言います。
ちなみに彼の「あるこう」とは、となりのトトロの挿入歌「さんぽ」に出てくる
あるこう~♪あるこう~♪私は~元気~♪
と歌いながら手を繋いで一緒に歩くことを言っているらしいです。
多少は時間があったので、近所をくるっと周ってあげようかと思ったのが運の尽き…
交番のパトカーに夢中で釘付けになり、車をペタペタと触りながら離れてくれません。
ピカピカに磨いてある車をドンドン汚していきます。
お巡りさんが見てますし、こっちはヒヤヒヤです。
「そろそろいこっか」
と私。
長男「いや~!」
「パトカーはみんなを守ってくれてるからね。いたずらしちゃダメなんだよ。」
とか言っても、
「め!あかんの!」
とか言って逆にこちらに怒ります。
そしてまたごきげんに
「かっこいいね~♪」
とか言いながらペタペタペタペタ…
そしていよいよ徐々にお巡りさんが近づいてくる足音が聞こえます。
ヒエ~、ごめんなさい
と思ったら、
「乗せてあげよっか」
とお巡りさん。
しかも赤いランプを点灯してくれたり、サイレン鳴らしてくれたりと大サービス。
逆に面食らってしまった長男は緊張してガチガチ(笑)
しかし、起きるはずがないと思っている現実を動かした息子に、何かを学んだ気がしました。
私が学んでいる心理療法でも、現実を動かそうと思うとき、人には心にバイアスという制限があり、リスクを感じるようなことは、それに見合う理由が見つかるとすぐに
「これ以上やるべきじゃない」
という気持ちが自然と湧いてくるそうです。
現実を動かす為には、そのバイアスを越えるまでの一定期間、リスクを感じる空間に踏みとどまらなければならないのです。
彼にリスクが感じられたのかどうかは別として、シンプルにわがままさを主張する息子に学ばされたひとときでした。
凄い事が 現実に起こりましたね。長男さんの『あるこう したい❗️』心の声を表現出来た事 と、お父さんの受けとめられたことが お巡りさんのー深い心ーを動かせたんでしょうか。お巡りさんも、その日はとても良い一日だったのでは。
昨日関西カウンセリングセンターで 受講させていただいた者です。
15年前に 崎尾 英子氏の[こころを聞く]の著書に触れ とても感銘を受けたものです。
その中で、 グレゴリー・ベイトソンをとても評価され、文献を勧めておられました。昨日の先生のご講義を受けて、改めて 学んでゆこうと思いました。
息子さんのお話とても良いヒントになりました。有難うございました。
中谷千代子様、コメントありがとうございます。
こちらのWEBサイトへのコメントは初めてで、素直にとても嬉しかったです。
昨日の講義は、こちらこそ皆がよく学んでいただき、恐縮しております。
中谷様はどの辺りに座っておられた方ですかね。
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