説得するということ

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当たり前のことかもしれませんが…

 

人には、相手を思い通りに動かしたいという欲求が少なからずあると思います。

 

どの程度かは別として、そうであったら嬉しいとは皆が思うところではないでしょうか。

 

しかし、人にはそれぞれの価値観というものがあり、人はその価値観を行動を起こす基準にしています。

 

価値観に合う提案がされたなら、自ら能動的に動きますが、そうでない場合は動こうとはしません。

 

しかし、人は相手を強制するということができます。

 

動こうとはしない相手を強引に思い通りにさせるという方法です。

 

この方法は、たしかに相手が動いてくれたことにはなりますが、相手の価値観に沿ったものでない場合、必ずそこにはストレスがかかっています。

 

ストレスとは元のある形を歪める力のことですから、ある程度その力をかけ続けると、壊れるか、反動で元の形に戻ろうとするかのどちらかになります。

 

何かことがうまくいかないとき、そこに居る人の価値観を歪めるようなストレスを与えていないだろうか。

 

場合によっては自分の価値観をわざわざ歪めて、自らストレスをかけ続けていないだろうかと考えてみて欲しいと思います。

 

その相手が自分であろうと、他者であろうと、強制的に説得しても、自由さの欠けた提案は、長く続けられるものではないですから。

 

心理カウンセリングの場合であっても、アドバイスが相手に届かないとき、やはりこういった説得論になってしまっています。

 

当たり前のことですが、人であれば、誰であっても大いに気をつけるべきポイントなんだと、改めて思います。

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