熊本地震について

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先週より、心痛いニュースが連日報道されています。

 

熊本地震で被災されている方々のご無事と一日も早い復興と、被害をお受けになった方々のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

 

今回の地震につきましては、私自身、考えさせられることがとても多くありました。

 

その最も大きいところが、川内原発の稼働についてです。

 

東北大震災で福島原発にあれだけの被害を出した教訓があるにも関わらず、今も稼働しています。

 

現在、原子力規制委員会が、毎日数回の原発についての現況を更新しています。

⇒ 原子力規制委員会 緊急時情報ホームページ

 

今まではこういった情報も国民にわかりやすく公開されていなかったわけですから、こういった国側の措置は大切なことだと思います。

 

しかし、これを見ても、周辺地域や事故があった場合の安全性について、示されているわけではありません。

 

しかも、記者の方が直接書いているブログでは、瞬間ではどれも安全基準を超えていないが、累積では超えているということも、気象庁への直接の問合せで暴露されています。

⇒ 熊本地震の長周期地震動は、川内原発の評価基準を超えていた!!

 

原発の停止や、廃止は相当なデメリットがあると聞いています。

 

大量の失業者が出ますし、他の発電方法でまかなおうとすれば、エネルギー効率の観点から電気代金の高騰なども起こりうるようです。

 

しかし、だからと言って、国全体を恐怖に陥れるかもしれないものを、放置すべきではないのではないでしょうか。

 

これに限らず、救援物資の運搬代行会社と名乗る詐欺が横行していたり、被災地の東北大震災での悪い教訓が逆に示される報道もしばしば。

 

連日のこういった報道に目を留めていると、誰がこんな国にしてしまったのだろうと思わざるを得ませんが、それに合わせて本当の意味で大切なこと(本質)とは何なのだろうと思わされるのです。

 

 

人は人無しに生きられない。

 

人類の発展を支えてきたのは、人が人との繋がりを大切にし、自分以外に他者の欲求を満たそうとする性質があったからだと、思います。

 

政治も、救援も、もっと言うと誰の人生にも、人が人を想うという単純なことが欠落すると、組織や体制や見映えなどの余計なものが重視されがちになります。

 

今回の地震についても、この米軍配備に好都合とする政治利用とか、タイミングが良いと発言した議員が居るとかいう報道もあります。

 

こういった報道は、それ自体が議員や政党への攻撃という意図があるかもしれませんので、そのまま鵜呑みにはできませんが、もしそのようなことがあるのだとしたら、もっと単純に、この国に今何が必要なのか、国民の叫びに応えるために、自分たちは何を問われているのだろうかと、心の内側に答えを求めて欲しいと思います。

 

熊本地震に振り替えて言うなら、そこには必ず人が居る。

 

その人達はそれぞれに助けを求める叫びと、苦しみを抱えてそこに居る。

 

そしてこのことが、私たち自身、忘れてはならない、自己に向けての本質だと思うのです。

 

私が推奨している心理療法にロゴセラピーというものがあります。

 

ロゴとは、「意味」という意味。

 

そこにある出来事の意味をどう受け止めるのかによって、人生の質は変わるということを伝えたい心理学です。

 

そして人には常に、周囲の人との繋がりにおいて、大切な意味を受信する機能が備わっていると説かれています。

 

今とるべき行動の意味(何を大切にすべきか)は受信できている

 

というのです。

 

今自分は、その行動を本当に大切な方向へ選択できているのか。

 

受信している筈の意味と、照合して生きていきたいと思います。

 

熊本県が設置した義援金についての公式サイトはこちらのようです

⇒ 熊本県-平成28年熊本地震義援金の募集について(更新)

東北大震災では、義援金の詐欺団体がありました。

できればこうした現地直接のところか、個人で精査されたところに直接義援金を送金されるのが良いと思います。

 

また、水や衛生用品、すぐに食べられる食料など、早急に必要なものを届けられる手段をお持ちの方は、是非、そうしてあげて下さい。

しかし、この記事のように無闇矢鱈の救援物資は現地に迷惑をかけることもあるようなので、私はわずかばかりでも義援金を送らせていただこうと思います。

⇒ 熊本地震「賢い」支援をするために 善意を届ける前に考えてほしいこと

 

 

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