悩みを抱えた人との接し方の更に具体的な応用編です。

ここまで二つの悩みを聞くための大切なポイントについて書かせていただいております。

前回までの記事（悩みを抱えた人との接し方）もご覧下さい。

今日は男性が女性の悩みを相手にした場合の例についてお伝えしてまいります。

そして内容に入る前にお知らせです。

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それでは本題に入ります。

ここまででお伝えして参りました通り、悩みを聞くにも、大切なことは相手との関係性です。

今回は男性が女性の悩みを聞く場合、どういう対応をすることが、一般的に言って理想的なのかを書かせていただきます。

もちろんこれはすべての男性に当てはまるわけではありませんので、多くの場合ということで参考にしてください。

【男性は論理重視、女性は情緒重視】

一般的に男性は、論理的に問題を解決する能力が高い（脳科学的に左脳優位）と言われ、女性に比べ、人の気持ちや状態を見ることよりも、どうやって売上を立てるのかとか、複雑な問題をどうやって解決するのかというところに思考が偏りがちです。

そしてこれが男女の関係になると、メリットもありデメリットもあるわけです。

貴方も経験があるかもしれませんが、悩みは必ずしも解決すれば良いという話ではありません。

悩みを抱え、簡単には解決しない状況について、その複雑な気持ちを理解してほしかったり、ただ寄り添ってほしいということがあるものです。

それが女性の場合、男性よりも強いわけです。

女性は一般的に右脳（感覚や気持ち）優位と言われていますから、男性に悩みを打ち明けたとき、「それだったらこうしたら良いよ」などといきなり解決策を提示されても、男性としてはせっかく解決の為に真剣に考えた上で言っていても、「この人は私の気持ちをちゃんと聞いてくれていない」と反応されてしまったりします。

【女性の話を聞くときに大切なのは受容と柔軟性】

そして女性には受容と柔軟性という性質があり、それを認めることが大切です。

受容するということは、今抱えている問題が辛いこと、悲しいこと、切ないこと、などの気持ちを自分が持ってしまっている。

その感情そのものを自ら受け入れたいわけです。

男性の場合、自分の気持ちを素直に向き合うことは不慣れですから、ある意味女性特有の柔軟な能力とも言えます。

だからこそ、母という存在が子どもにとって大切なわけですね。

そしてそれは、自分の気持ちを十分に感じてしまいたいとという欲求とも言えます。

ですから相手にしっかり感情面を聞いてもらい、自分がその感情を感じたいのかもしれません。

それなのに、いきなり何かを詳しく説明されたり、更に自分の性格の問題を指摘されたりなんてしようものなら、本当に

『悩みなんて言わなければ良かった』

ということになってしまいます。

【女性の悩みは、先ず気持ちの確認から】

男性の場合、気持ちよりも今起きていることの状況把握を重視してしまいがち。

でも、先ずは女性に対し、

「今この人はどんな気持ちなのか」

ということを優先的に聞くように心がけましょう。

その気持ちさえ理解してもらえたら、今度は逆にどうしたら良いのかということも真剣に聞きたくなるわけですね。

そのときにこそ、腕の見せ所です。

それを理解しようとしない男性は、ドンドン女性に距離を置かれていきがちです。

【女性が男性に話しかける時の注意】

そして悩みを持つ女性が男性に頼りたいときには、このことを素直に伝えてみましょう。

つまり論理的なことよりも、気持ちを理解してもらいたいんだと伝えるわけです。

男性はいきなりツラツラと話の内容が始まることを嫌がります。

これは何についての話が始まったのかが気になるわけです。

ですから、

『今日はちょっと悩みを聞いて欲しい、それで気持ちもダウン気味だから、先ずはただ頷くだけでも良いから、何も言わずに聞いて欲しい』

と話の内容に入る前に、伝えてみましょう。

女性はいきなり話の内容に入りつつ、本当に言いたいことは徐々に出てくるところがあります。

男性には、

・今から話すことが相談なのか

・ただ聞いてほしいのか

・解決策を求めてる話しなのか

等、目的を先に伝えるようにすると、男性側も聞きやすくなるのです。

悩みを抱えた女性についてのコミュニケーション。

参考になりましたでしょうか。

そして次回は逆の説明です。

女性が男性の悩みを聞く場合について、具体的にお伝えしてきます。

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